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【サーキットベンディング】改造カメラでノイジーな世界を、つくる。

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はじめに

ちょうど2年前。

OMMF(Ogaki Mini Maker Faire)2018に出展していました。

その時に非常に大きな影響をうけた技術。それが、サーキットベンディング

 

なにをしているかと言えば、(主に)おもちゃの回路を改造し、アナログ回路を部分的に抵抗をかます/短絡/絶縁…等させる事でバグらせる行為です。

音楽分野では、おもちゃを楽器にする手法として使われているみたいです。一部界隈で大人気な手法です(たぶん)。

 

実はOMMF2018でお会いした、Kaseoさんと世紀マ3さんの作品ではじめてこの手法を知りました。そしてこんな面白い方法があるのか!と感動しました。

私の場合は音楽ではなく写真表現で同様の事が出来ないかを考え追求した結果、カメラをサーキットベンディングすればノイズ乗った面白い写真が撮れるのではないか。という結論にいきつきました。

そんなわけで、この記事はサーキットベンディング化したカメラを作り、楽しいノイズ写真を撮るという企画です。

 

え?Photoshop??君は何も分かってないなぁ〜〜(呆)

 

カメラの調達

ということで早速メルカリで分解しやすそうなカメラを探していたところ、【アンパンマンはじめてデジカメ2】が割と安価で売っていたので即購入しました。

 

ちなみに新品でも売ってます。

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分解前に

毎度おなじみですが、分解は自己責任でお願いします。

というよりも、今回の改造は、意図的にノイズを出す=カメラを壊す事に繋がります。

壊れて当たり前。壊れないようにするには、それ相応の経験が必要です。

壊れないように工夫しつつ、壊れる事を前提にやりましょう(実施にやる人はいるのか不明ですが…)。

 

分解とサーキットベンディング

このカメラは、裏面からついているネジをプラスドライバーで外せば簡単に分解できます。

パカっと分解したところです。カメラを裏表に変えたことを表示するマイクロスイッチがあるので、それの線だけ気をつけましょう。

薄く黄色く囲った場所に見える白いケーブルが、カメラ本体からのびているリボンケーブルになります。

そこに繋がっている基盤の一部に配線をはんだ付けし、ボリューム(可変抵抗)を繋ぎます(写真下部分)

せっかくの可変抵抗。ほっぺたにボリューム(可変抵抗をつけて、少しドレスアップしましょう。

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更にこれだけでは終わりません。

なにせこのカメラ。真ん中に大きな穴が空いています

本来、この穴をファインダー代わりにして使うことを想定しているようですが…。サーキットベンディングする側からすれば、改造の余地アリです。

せっかくなので、有効活用してしまいましょう

空いたスペースにもボリュームやトグルスイッチをつけ、オシャレさをアップ。

裏表共にカバーをつけて完成です。

なお、カバーは3Dプリンターで作成しました。

 

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電源改良

次に、真っ当な改良を行います。

このカメラ。もともとの仕様で、電池がほとんど持ちません

単三電池2本で動きますが、実際にはちょっとでも電圧が下がるとすぐに電池切れしてしまいます。

なのでAmazonでも散々たるレビューの製品でして、このままでは使い物になりません。

 

そこで、3.7vのバッテリーを無理矢理入れ込むことで対応します。

3.7vバッテリーは色々な種類がありますが、もし乾電池のスペースが広くとられているなら、乾電池に似たタイプがおすすめです。

私はスペースを若干広げ、スペーサーを3Dプリンタで作って入れ込んでいます。

 

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作例

 

可変抵抗を回すと、画像が分裂したり、緑やら紫のノイズが発生します。

抵抗が大きすぎるのか、つまみの動きに対して非常にピーキーな仕様になってしまいました。

抵抗の大きさを変えて、可能な限りコントロールできるようにしたいですね。

 

元々の画質が30万画素相当と、今のデジカメでは考えられない低画質なのですが、こういったgritchした雰囲気はハマります。

個人的に、この可変抵抗のつまみを動かして像が変化する様子が、いわゆるシャッタースピードや絞りをコントロールするのとは別の、機械との対話をしているようで楽しいです。

こんなセルフポートレートも撮ることが出来ます。自画自賛ですが、かっこいい。

 

今後について

元々ノイズという概念は非常に好みの表現ではあるのですが、自分のステートメントから外れすぎている感覚もあり、この好みの衝動を抑える方法を探している最中です。

 

また先にアップした「アンパンマンはじめてデジカメ2」の紹介動画にもありますが、このカメラはアンパンマンが喋ってくれる機能があります。

この機能は、撮る際にモデルさんに向けて声をかけてくれたり、撮った写真をベタ褒めしてくれます

コミュ力が低く、自己肯定感の低い私にとって非常に嬉しい機能です(笑)

そして、この喋ってくれる機能をサーキットベンディングすることで、逆にモデルさんがドン引きする写真も撮れるのではないか…と期待しております。

しおりちゃん
いや、としおちゃん、そんな余計なことしなくても、そのカメラで撮ってる女の子、みんな嫌な顔してるやん。
(´・ω・`)
としおちゃん

 

ちなみに、あまり大きく発表はしていませんが、ノイズを起点とした作品はスキャナカメラでも撮影しています。

これはスキャナカメラの(おそらく)キャリブレーション時の異常か、もしくは露出設定の不具合で発生する現象と思っているのですが、なかなか原因が掴めておりません。

こういった機能も含めて、ノイジーな世界を自分なりに作っていければ良いなぁと思っております。

 

ちなみにサーキットベンディングをカメラで実施されている方は、海外含めスキャナカメラと同様程度の比率で存在します。

また、カメラに意図的にノイズを付与する考え方で写真を撮る方も数人知っています。なので、オリジナリティがある写真かと言われればそんなことはないのです。

が、先に書いたように機械(カメラ)と対話している感じがあって、それが楽しいです。

ソフトウェアで加工するのとは違う、jpegへの変換、脳内にアクセスする感覚。これはやってみないと分からない楽しさだと感じました。

でも、意図せぬ物を意図して、意図しない状態にするのは難しいものです。今後も時間ある限りトライしていきたいと思います。

 

 

さて。そんな素敵な出会いを作ってくれたOMMF。2020年は、コロナ禍の影響もありオンラインでも開催するみたいです。

私も時間があれば、オンラインは是非覗きたいなぁと思っております!

(そして更に時間があれば、現地に直接赴きたかった…!!)

 

 

 

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※本記事は、かつて自分が書いたnoteの記事を作り直したものを投稿しております。

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  • この記事を書いた人

toshio

旦那。 趣味は写真と工作。自作(改造)カメラ、IoT、電子工作、インテリア、家や暮らしが好き。

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